令和3年9月28日、藤井寺市議会第3回定例会が開かれ、主要な議案が可決された。
本会議では、まず日程第1において4件の議案が一括審査された。これらの議案は全て議社会議員によって賛成され、原案通り可決された。この中には、藤井寺市放課後児童健全育成事業の基準を改正する議案や、令和3年度後期高齢者医療特別会計の補正予算などが含まれている。山本忠司民生文教常任委員会委員長は、4件について全会一致で可決されたと報告した。
続いて日程第2に進み、執行機関の附属機関に関する条例の一部改正及び藤井寺市印鑑条例の改正等3件が一括で可決された。報告を行った片山敬子総務建設常任委員会委員長は全ての議案について原案通り通過することを強調した。
重要な意見書についても、議会は4つの提案を受け付けた。大阪府の営業時間短縮協力金の早期支給や出産育児一時金の増額、選択的夫婦別姓制度の法制化、さらにはコロナ禍における地方財源の充実など、議員からの要望が強く示された。特に、麻野真吾議員らが提出した「大阪府営業時間短縮協力金の早期支給」については、飲食店の支援が必要であるとの意見が一致した。
岡田一樹市長は、市議会の議論を受けて、本市の緊急事態宣言解除後も引き続き、感染防止対策が重要であるとの認識を示した。ワクチン接種についても、進捗状況を報告し、若年層への接種促進に向けた取り組みを強調した。本定例会を通じて、議会は市の施策の進捗と今後の方針について議論を深め、閉会することとなった。