令和3年度藤井寺市議会第3回定例会が9月1日に開会された。
開会の挨拶では、岡本 光議長が新型コロナウイルス感染症の長期化や大雨による災害被害について触れた。
議長は「持続可能な市政運営を求める」と強調し、十分な感染対策を行い議事運営に努めることを確認した。
市長の岡田 一樹氏は、今回の定例会では報告案件5件、決算認定8件、条例改正3件、補正予算案4件、合計20件が議題となることを説明した。
報告第15号では、ワクチン接種に関連する令和3年度藤井寺市一般会計補正予算の専決処分を求めた。
同予算は、新型コロナウイルスワクチン接種に必要な経費を計上し、歳入歳出それぞれ2億2385万3千円を追加する内容だ。
続いて、森田 勉総務部長は、健全化判断比率と資金不足比率の報告についても言及した。
令和2年度において、実質赤字額は発生しておらず、各比率も早期健全化基準を下回っていることを明らかにした。
次に、報告第18号においては水道事業会計の継続報告が行われ、令和3年度からは大阪広域水道企業団へ経営の移管がなされることが伝えられた。
今後の水道サービスの安定した提供に向けた見通しについても説明された。
岡田市長は、コロナ対策としてワクチン接種を全力で進める方針を改めて示し、他の議案についても詳細な説明を求めた。
彼は市民の健康を守るため、慎重な審議を促し、可決を望んでいるという。
この後も議案の議論が続き、新たな条例の一部改正案や補正予算案についての審議が行われる。本定例会の結果次第では、藤井寺市の施策に影響を及ぼす可能性がある。