令和3年第2回定例会が6月30日に開かれ、重要な議案が次々と可決された。
本会議では、議案第32号から第39号にかけて4件を一括で審議し、すべて全会一致で可決された。特に、藤井寺市介護保険条例の一部改正や介護保険特別会計の補正予算についての審議が注目された。
民生文教常任委員会の山本忠司委員長は、「いずれも原案のとおり可決することに決しました」と報告した。市議会での質疑も特に行われず、議案の採決は順調に進み、異議なしで全てが可決される運びとなった。
次に、日程第2の市税条例等の一部改正や公共下水道事業会計補正予算など、その他6件を一括で審議。総務建設常任委員会の片山敬子委員長は、これらについても「全会一致で原案のとおり可決することに決まりました」と述べた。こちらも質疑なしのまま、スムーズに採決が行われた。
議案第41号の藤井寺市手数料条例等の一部改正に関しては、賛否が分かれた。反対の立場から発言した日本共産党の瀬川覚議員は、デジタル庁設置法に関連して「市の個人情報保護の認識が曖昧」と指摘。一方、賛成した伊藤政一議員は、必要不可欠な法律改正であると強調した。
新型コロナウイルス対応を含む議案第42号においては、生活困窮者への支援金支給に係る補正予算が提案され、これも異議なく可決されるなど、議会の迅速かつ効率的な運営が際立った。
最後に、議会規則の一部改正が承認されるなど、市議会の運営も今後さらに整備されることが期待される。岡田一樹市長は、全ての議案が可決されたことに感謝の意を表し、「市民生活への支援や地域経済の回復に全力で取り組んでいく」と述べた。