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藤井寺市議会、議員報酬20%削減案を否決

藤井寺市議会は、議員報酬20%削減案を審議し、否決された。市政の厳しい財政状況が背景にある。
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令和元年12月20日、藤井寺市議会は第3回定例会を開催し、各議案の審議を展開した。特に、議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正が注目を集めた。

本議案では、議長、副議長、議員の報酬を20%削減する案が提案された。この削減に関して、日本共産党の木下誇議員は、減額の根拠を明確に示すべきだと主張。さらに、市民の合意形成なくして報酬の変更は難しいとの見解を示した。

生田達也議員(大阪維新の会)は、この削減が約年2000万円の財源を生み出すとしたが、その実質的な寄与の根拠が不十分であることを指摘された。議会内では議員報酬の適正な設定を議論する必要性が強調された。

また、あおり運転に関連する意見書も審議され、厳罰化を求める声が上がった。伊藤政一議員が提案したこの意見書は、社会問題の深刻化を背景にしたものであり、政府に対して強い取り組みを求めた。

その後、複数の意見書が原案通り可決されたが、議員報酬に関する改正案は否決された。議会は財政難にあたるが、議員の報酬の下げ方には慎重な議論が必要であると再確認される形での結果となった。

岡田一樹市長は、議会の協力に感謝を述べ、藤井寺市の発展に向けて職員一同が全力で取り組む意向を示した。市長の挨拶をもって定例会は閉会した。

議会開催日
議会名令和元年第3回藤井寺市議会定例会
議事録
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