令和2年第3回定例会が9月11日、藤井寺市議会にて開催された。議事日程には、一般質問から始まり、令和元年度の健全化判断比率や資金不足比率の報告、補正予算など多岐にわたる内容が上がった。
特に注目されたのは、一般質問における各議員の発言であった。政新クラブの麻野議員は第五次総合計画後期基本計画について質問を行い、市の施策優先順位がどのように設定されているのか伺った。田中政策企画部長は、後期基本計画では3つのプロジェクトを重点戦略にすることを明らかにし、具体的には「子ども・子育て安心プロジェクト」や「まちなかにぎわいアッププロジェクト」などが挙げられました。これに対し、麻野議員は施工計画が財政的裏づけを伴っているのか不安があるとも指摘した。
また、議会ではコロナウイルス禍を背景にした避難所運営の重要性も話題に取り上げられた。林危機管理監は、災害時の避難所は厳しくて、特に新型コロナウイルス感染症を考慮した場合、人員体制の強化が不可欠であると強調した。現場の状況についても配慮しながら、住民の安全確保に努める姿勢が示された。さらには、災害に対処するために、地域住民や消防団と共助の大切さを確認する場となった。
会議の最後には、新型コロナウイルス感染症に対応した施策が承認され、議会運営は順調に進んでいると感じられる。今後も市の関係者らと連携し、地域住民の声を拾い上げながら、実効性のある施策を推進していく必要があると示された。