藤井寺市議会の令和元年12月定例会が開催され、さまざまな議題が白熱した議論を呼び起こした。
この日は一般質問や報告事項が中心となった。
まず、一般質問では、子どもたちの安全を守るための耐震シェルター設置について言及された。
reformふじいでらを代表する畑謙太朗議員が、行財政改革や防災対策について質問を行い、市の財政状況や災害対策の進捗状況について問う場面があった。
特に注目されたのは、耐震シェルターの設置に関する議論であった。市長の岡田一樹氏がこの問題について強調し、「子どもたちの安全を一日でも早く確保る必要がある」と力を込めて述べた。
この中で、耐震シェルターが設置される第5保育所の現状分析が行なわれたが、耐震補強工事が進められず、代わりにシェルター設置が選択された経緯も解明された。
市としては、耐震シェルター設置のための予算措置を行い、施工においても迅速な対応を目指している。議員らはそのための工期や工事の詳細について確認を求め、意見交換が行われた。多くの議員が「子どもたちの安全確保」という観点から、早急な対策を求める意見を表明した。
また、観光振興や行政手続きのICT活用についても情報が共有された。政策企画部の田中真氏が、観光資源の効果的な活用を説明し、SNSなどを利用した情報発信を進めていると述べた。
このような議論を通じて、藤井寺市の行政課題が浮き彫りになり、今後の施策や議論においてより一層市民参加が求められることが示された。議会の場で各議員と市長との活発な意見交換が、市民の理解を促進させることとなるだろう。