令和3年第3回藤井寺市議会は、新型コロナウイルス感染症の影響と市民の安全を確保するための新たな取り組みについて議論が交わされた。
この中で、新型コロナウイルス感染症の第5波について、岡田一樹市長は、感染拡大の中での市民病院の役割や新型コロナワクチン接種による効果を強調した。特に高齢者層へのワクチン接種が進み、新規感染者数における高齢者の割合が減少している一方で、若年層での感染者増加が指摘された。市民病院の岩永和美君は、市民に対し継続した医療提供を行う意義を強調し、感染症対策と一般診療の両立を目指す姿勢を示した。
また、通学路の安全対策については、子どもたちの安全を守るために全市での合同点検が行われた結果、危険箇所の抽出が行われ、改善策が検討されている。教育部の寺田剛君は、地域との連携を強化し、安全確保に向けた努力を続けることを表明した。
藤井寺駅南駐輪・駐車場の整備計画については、老朽化した立体駐車場の解体が進められるが、地域の安全確保と利便性向上を目的としていると、糟谷健司都市整備部長が説明した。特に、利用者の安全確保のため、工事を実施する際にはガードマンによる誘導を実施し、事故の未然防止に努めるとのことだ。
さらに、障がい児への支援施策では、地域支援センターの利用促進を図り、サポートブックの周知を行っていると大山哲也君が述べた。出産や子育てにおける切れ目ない支援が求められる中、高齢者や障がい者への情報発信や相談体制の充実も課題となっている。
市は今後もこれらの施策を継続し、市民の安心安全を守るための基盤を固めていく意向である。