藤井寺市議会の令和3年第4回定例会が、2021年11月30日に開催された。議事では、市の重要な財政状況や施策が審議され、特に令和2年度の財務諸表の承認が焦点となった。
議長を務める岡本光氏は会議の冒頭、コロナウイルス対策に引き続き注意を促す挨拶を行った。本定例会では、条例改正を含む17件の議案が提出される中、重要な決算についても話し合われることになった。この中では、藤井寺市の一般会計決算や特別会計の結果が特に注目を集めている。
決算の承認を求めるため、一般会計の歳入歳出決算認定が行われた。山本忠司一般会計等決算特別委員会委員長による報告では、令和2年度の一般会計の収支について言及し、賛成多くの決議が得られたとの結果を報告した。
討論では木下誇議員が日本共産党を代表して反対意見を示し、特にケースワーカー不足の問題や子どもの貧困対策の不備に触れた。子どもや生活困窮者を支えるための増員を提案する一方、財政的な責任を市に求め、今後も注意深く見守る姿勢を表明した。これに対し、片山敬子議員が賛成立場から、特別給付金や教育環境整備の重要性を語り、財政的な健全化について意見を述べた。
また、認定第3号として藤井寺市国民健康保険特別会計の承認も行われ、高すぎる保険料についての議論が展開された。木下議員は高額な保険料が市民の生活を圧迫していると訴えつつ、対策を求める発言をした。這いずらい一方で、國下尊央議員が賛成を示し、財政的な努力が確認されたとの報告を行った。
最後に、補正予算案や条例の設立に関する議案も多く、特に新型コロナウイルスの影響を受けた緊急対応などが求められている状況が背景にある。
岡田市長は市民と連携し、今後とも各種対策を継続していくと強調した。その中で、委員会からの報告を参考にし、行政サービスの向上や市民福祉の増進に努めるべきだとの声が議会内でも上がった報告までが含まれた。
定例会は12月22日まで続く予定であり、引き続き市政に係る重要な議案が審議される予定である。