令和2年第4回藤井寺市議会が開催され、行財政改革や市政改善に関する重要な議題について議論が交わされました。特に、新型コロナウイルス感染症対策が市民生活や財政に与える影響が大きく、各議員がその重要性を指摘しました。
なかでも、公明党の片山敬子議員は、コロナ禍における新たな生活様式への適応を強調し、行財政改革アクションプラン2020に照らした適時の財政状況の明示と透明性の確保、さらには市民に分かりやすい広報の発信を提案しました。片山議員は「市民が財政状況を正確に理解することが重要」と述べ、市民への情報提供を強く求めました。
続いて、岡田一樹市長が行財政改革について述べ、改革に取り組む意気込みを語りました。市長は「今後の財政状況を鑑み、徹底した行財政改革が必要」とし、市民生活の維持を第一に考え、必要な施策を講じる姿勢を示しました。また、南河内地域における感染拡大の影響を受け、「別の対策を考えなければならない」との見解を示しました。
また、民間活用の視点からアイセルシュラホールの観光拠点化についても言及し、具体的な施策の充実を図るための予算確保が不可欠であることを強調。この施策が進めば藤井寺市の魅力をさらに引き出し、観光客の増加と地域活性化が期待されています。
議会では、行財政改革アクションプランの具体的な取組項目の進捗についても確認され、各部の職員が一丸で取り組む姿勢が求められました。特に、職員の意識改革やスキル向上を通じた業務の効率化もその中で重要視されています。