令和3年12月22日、藤井寺市議会の第4回定例会が開かれ、重要な議案が次々に可決された。
議案の中でも特に注目が集まったのは、藤井寺市国民健康保険条例の一部改正や、福祉会館の指定管理者の指定についてである。これらの議案は全会一致で可決され、藤井寺市の自立的な運営の向上を目指すものとして位置付けられている。
まず、議案第51号の国民健康保険条例改正については、山本忠司民生文教常任委員会委員長が報告を行い、「審査の結果、すべての議案について原案通り可決することに決定した」と述べた。特に、市民の健康を守る重要性が強調され、多くの意見が議論されたことで合意が形成された。
また、議案第55号、藤井寺市立市民総合会館の指定管理者については、賛否の意見が交わされた。木下誇議員は反対の立場から「有料駐車場運営の提案自体が問題である」と強調し、駐車場有料化に対する市民の理解を得る必要性を訴えた。その一方で、伊藤政一議員は賛成の立場から、「過去の運営実績に基づき、適正な手続きによる選定が行われた」と意義を述べた。
議案第67号では、令和3年度一般会計補正予算についても可決されるなど、この日も市の運営にとって重要な成果が上がった。
市長の岡田一樹氏は会議の閉会にあたり、新型コロナ対策に触れながら「市民や職員の協力によって、藤井寺の魅力をさらに高めていきたい」と締めくくった。新たな施策が市民の生活向上に寄与することが期待される。