令和2年第2回定例会が6月9日に開会され、新型コロナウイルスの影響を受ける中での運営が強調された。
岡田一樹市長は、感染症対策について再度確認し、適切な議案の審議を求めた。今回の議会では、報告案件が5件、条例案件は5件、人事案件が2件、補正予算案が4件、合計16議案が提出されている。
まず、報告第8号から第12号までの案件が順次報告され、森田勉総務部長は令和元年度一般会計予算繰越計算書の内容を詳しく説明した。繰越額は4億1,444万5,000円であり、その内訳も具体的に示された。
次に、新たに任命される藤井寺市農業委員会委員について、東野桂司副市長から経歴などが説明された。すでに任期が満了する委員に代わって18名の新たな委員が提案され、その適任性が強調された。農業委員会は、地域の農業振興に重要な役割を果たすことが期待されている。
教育長の任命についても副市長から説明があり、濱崎徹氏の再任により、さらなる教育の質向上が見込まれるとして期待が寄せられた。
また、今期の議会では藤井寺市手数料条例の一部改正が提案され、行政手続の便宜を図るための法改正に対応する。市税条例の改正においては、非課税の範囲が見直され、特にひとり親家庭に対する公平な税制の実現が重要視されている。
最後に、令和2年度一般会計補正予算に関しては、様々な施策が盛り込まれていることが報告され、新型コロナウイルスに対応した市間の連携やサービスの質向上が目指されている。