令和5年第1回藤井寺市議会定例会が開催され、重要議案が一括して審査されました。
議案の中でも特に注目されているのは、藤井寺市の子ども・子育て支援に関する条例の改正です。
議案第2号から第6号には、子ども・子育て会議条例、家庭的保育事業、特定教育・保育施設の運営基準などが含まれています。これらは全会一致で可決され、市は今後も子育て支援を強化する方針です。
随伴して、議案第10号と第13号では、高齢者医療特別会計予算についての議論も交わされました。
日本共産党の瀬川覚議員が強調した通り、国民健康保険の保険料が高騰しており、市民の生活を圧迫しています。令和5年度の保険料は、都合により過去年度よりも2万円以上も高く、特に低所得世帯に対する負担は深刻です。
さらに、議案第14号では後期高齢者医療特別会計の予算が可決。瀬川議員は、この医療制度のあり方に対して懸念を示し、改善を求めました。一方で、賛成討論を行った伊藤政一議員は、国民健康保険制度の基盤としての重要性を議論し、財政運営の適正さを訴えました。
議案第12号は一般会計予算で、議論を通じて議員は子ども支援や教育の充実についても意見を述べました。特に、予算内には妊娠届出時の経済的支援や、子育て世代の伴走型相談支援が含まれており、注目される施策です。
会議の終わりには、岡田一樹市長が定例会の閉会の挨拶を行い、今後の市議会議員選挙に向けての意気込みも述べました。市長は改定された予算案の成立を感謝し、市民生活の向上に尽力する決意を表明しました。