令和3年第1回藤井寺市議会臨時会が5月19日に開催された。
本会議では、議長の山本忠司氏から、新型コロナウイルス感染症の影響について言及があり、ワクチン接種に向けた取り組みを強調した。
岡田一樹市長も挨拶で、感染症対策に対する協力を求め、市民が安心して生活できるよう取り組んでいくことを約束した。
会議の主要なアジェンダには、市税条例の改正、令和2年度及び令和3年度の一般会計補正予算が含まれた。特に市税条例の改正については、個人住民税の扱いや固定資産税の負担調整措置が取り上げられ、地方自治法の規定に基づいて専決処分が承認された。
今回の補正予算は、特に新型コロナウイルスの影響で低所得の子育て世帯に対する支援が増額された点が注目された。具体的には、児童一人当たり5万円の支援が盛り込まれており、これにより市民生活の安定を図る狙いがある。
議長辞職についても話題となり、山本氏が辞職して岡本光議員が新しい議長に就任した。新議長は、引き続き市民生活の保障とコロナ対策の重要性を口にし、スムーズな議事運営に努める姿勢を示した。
さらには、副議長の選任や監査委員の選任が行われ、複数の特別委員会委員が選任された。また、火災や環境問題に関する消防組合議員選挙や環境事業組合議員選挙、給食組合議員選挙も行われ、議会機能の強化と地域の課題解決に向けた意欲が伺えた。