令和4年3月14日、うるま市議会において主要な議題に関する一般質問が行われた。
天願久史議員は、地域行政に関する問題に対して市道の維持管理や安全対策を提起。特に松原団地付近の交通安全対策に焦点を当て、「横断歩道の設置はできないのか」と尋ね、都市建設部長目取真康史氏が「路面標示で対応を考えている」と答えた。
さらに、具志川東中学校の老朽化した校舎についての質問も。教育部長赤嶺勝氏は、耐震補強工事の実施を伝えつつ、校舎の全面建て替えについては「市長が取り組んでいく」との発言があった。また、部活動の支援強化策やスポーツ促進への取り組みが重要視された。
また、桃原漁港環境整備事業については、経済部長松岡秀光氏が、給水設備の未整備問題を解消するために、令和5年度に工事に着手する計画を明らかにした。
一方、近年問題視されている野犬や野良猫の被害についても議論され、市民部長新里禎規氏からは、捕獲や飼い主のいない猫管理を行っていることが報告された。特に、猫の適正飼養についての啓発が重要とされ、生活環境の保護が求められた。
教育部長と市民部長が並んで行った「生理の貧困」問題の取り組みについても触れられ、アンケート調査と共に、地域社会での有効な支援を強化する意義が強調された。
一括回収されるプラスチックごみの仕分けや処理に関する議論も行われ、市民に対しての環境意識の啓発が今後の重要な課題であることが確認された。
最後に、ケアリーバーを支援する窓口の開設について、市長は「国、県、各市町村が連携し支援を行う」と回答。福祉部門における支援制度の充実が期待される。