令和4年12月15日、うるま市議会の定例会において、多岐にわたる議題が議論された。特に市民生活道路の補修や学校給食費の無償化に関する質問が多く上がり、市民の関心の高さが伺える。
道路補修に関して、糸数 昌宗議員は、中央区の市道石川2号線の全面補修を強く要望した。高齢者が転倒する危険性を訴え、早急な補修の必要性を強調する発言が見られ、都市建設部長の浜田 宗賢氏は、適切な管理の下で順次補修を行うと述べたものの、予算問題が依然として課題であるとした。特に糸数議員は、陥没やゆがみが広がる現状を指摘し、安全性の確保と一日も早い施工の必要性を訴えた。
また、学校給食費無償化についての質問もあり、糸数議員は、コロナ禍の影響による家庭の収入減少と物価高騰を背景に、給食費の無償化に向けた施策を求めた。宇江城 聖子学校教育部長は、困窮世帯に対する支援の拡充の取り組みを説明し、今後の支援について前向きな姿勢を示した。
うるま市エイサーまつりに関する議題では、地域に根づく伝統文化の重要性が議論された。エイサーまつりの開催場所を持ち回りにすることで地域全体の活性化を図るべきという意見もあった。
さらに、老人福祉施設の光熱費支援策についても言及があり、福祉部長の幸地 美和氏は、コロナの影響による光熱費高騰に対する支援を確保する必要性を強調した。
これらの中でも特に注目されたのは、糸数議員が述べた教育現場における空調機器の修理や改善、特に石川中学校の空調機問題に関する切実な要望である。調査報告において、維持管理をしっかり行う必要があると強調されており、今後の議論が期待される。
議会はまた、地域防災計画と国民保護計画の見直しについても、訓練の実施を通し計画の効果が高められるとの意見があり、これからの施策が市民の安全を守る方向で進むことを示唆している。今後も地域課題に対して、市民が求める様々な施策が検討され、実行に移される必要がある。