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豊見城市議会、沖縄戦遺骨含む土砂使用禁止を決議

豊見城市議会は、沖縄戦の戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立てに使わない意見書を賛成多数で可決した。
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令和3年第2回豊見城市議会臨時会が、5月20日午前10時に開議され、重要な議題が審議されました。

主な焦点は、沖縄本島南部からの土砂採取計画に反対する陳情と、沖縄戦の戦没者の遺骨を含む土砂の埋め立て禁止を求める意見書案の提出です。特に、前回3月の定例会で否決された遺骨を含む土砂を埋立に使わない意見書案が、地域で大きな波紋を呼んでいます。

今回の臨時会は市民からの強い要望により開催されました。議会で否決されたことに不安を抱いた市民グループが金城氏を中心に署名活動を展開し、6,000筆を超える署名が集まりました。金城氏は、沖縄戦の戦没者に思いを込め、その遺骨を尊ぶ意志を持つ市民の代表として出席しました。

議長である外間剛氏は、陳情第4号について質疑を設けましたが、質疑応答は行われず、即座に討論に移行しました。賛成意見の中で、瀬長恒雄議員は、陳情者たちの活動に感謝を表しつつ、戦没者の遺骨を含む土砂の使用は避けるべきと主張しました。彼は、沖縄戦で亡くなった市民や兵士の遺骨が埋まっている可能性がある土砂の採取は極めて人道的に問題があると強調しました。

一方、意見書案第5号については、多くの賛成意見が上がる中、討論の結果、賛成多数で原案可決に至りました。この意見書は、沖縄戦の戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立てに使わないことや、日本政府による遺骨収集の実施を求めています。

全議員が一致団結し、市民の心情に寄り添う姿勢を見せた結果、意見書の通過は豊見城市民にとって重要な一歩となりました。今後は政府に対してこの声が届くことが期待されます。

豊見城市議会は、引き続き市民の意見を尊重し、社会的な問題に対して真摯に取り組む姿勢を示していく必要があります。議会は14時10分に閉会しました。

議会開催日
議会名令和3年第2回豊見城市議会臨時会
議事録
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