令和2年第6回豊見城市議会定例会において、主に予算と子ども支援施策が議論された。
最初に、議長の大城吉徳氏が開会を宣言した後、日程第1として、会議録署名議員に宜保龍平議員と新垣繁人議員を指名した。次に日程第2の一般質問に移り、波平邦孝議員は、豊崎中学校建設についての進捗状況や、設計業務の国庫補助について問うた。教育部長の原國政也氏は、設計業務が令和2年11月に契約され、順調に進んでいると述べた。また,但し必要に応じて補助金の取り扱いが変わる可能性もあるため、注意が必要と強調した。
続いて消防行政についても質問があった。波平議員が新型コロナウイルス感染防止策における消防職員の健康管理について質問したのに対し、消防長の平田真一氏は、職員に感染が見られた場合、3部体制から2部体制に変更し、対応を続けていくと説明した。
この日の会議は子どもの医療費助成の拡大に向けた議論も行われた。市長の山川仁氏は、令和4年度から通院対象を中学校卒業まで拡大し、現物給付方式を導入する方針を示した。これにより、子ども医療費の負担軽減が期待されている。
さらに予算の議論に関して、財政調整基金の取り崩しについても触れられ、本市の厳しい財政状況を考慮し、健全な財政運営について議論が交わされた。市長は、市民の信頼を回復しながら、持続可能な財政運営を行う意向を示した。
一般質問の中で、視覚障害や発達障害に関する特別支援の必要性についても強調された。教育部長は、保護者や地域の理解が深まっている点を挙げ、特別支援学級の設置状況や生徒数の増加傾向について言及した。