令和4年3月18日、九重町議会は第1回定例会を開催した。
今回の会議では、令和4年度予算議案の審議、そしてロシアによるウクライナ侵攻に抗議する決議が重要な議題として取り上げられた。
町長の日野康志氏は、令和4年度予算案について概要を報告し、特に、健康福祉や教育に対する施策の強化を目指す考えを示した。
これに対し、予算に賛成する意見が多く出る中、具体的な事業内容について多くの質疑が行われた。
特に、増田裕子議員が子宮頸がんワクチンに関する予算の詳細な内訳を求め、その透明性を重視する必要性が強調された。
また、九重町議会はロシアによるウクライナへの軍事侵攻について強い抗議を表明する決議を採択した。
議員の佐藤明郎氏が提案したこの決議案は、国際情勢への意識を持ち、九重町としての立場を示す意味でも重要であるとされ、決議文には「即時停止と撤退を求める」との内容が含まれている。議会は賛成多数でこの決議を可決した。
この他、委員会関連の審議も行われ、九重町総合計画審議会条例が制定され、今後のまちづくりに向けた体制が整えられる運びとなった。特に、農業委員や教育委員の選任なども行われ、地方自治の運営が進められている。議会は、執行部において提出された予算案に対する審議を慎重に進め、最終的には適切な結論に至ったようだ。
今回の定例会は、町民の意見を反映しつつ、今後の町の発展を視野に入れた重要な意思決定の場となった。