小諸市議会は、令和元年9月の定例会において、様々な重要な議題が取り上げられた。
この中で、特に注目されたのが予防接種事業と選挙制度についての話題である。公明党の土屋利江議員は、成人風しん抗体検査や季節性インフルエンザワクチン接種費用に関連する質問を行い、市長の小泉俊博氏は、風疹の流行が続く中での取り組みを強調した。また、期日前投票所の増設に関しても話し合われ、選挙管理委員会の中込一雄委員長は現状を説明し、市民の利便性向上に向けた施策の実施に言及した。
続いて、あたらしい風の清水喜久男議員は、平成30年度決算の中での財政健全性について質問した。市長は、今後も厳しい財政運営を続けなければならないとの認識を示し、財源確保のために既存事業の見直しや新規事業の提案を進める意向を示した。
さらにウンビの推進を受けて、地域農業振興策に関しても討議された。農業における高齢化や所得の減少といった課題が明らかにされ、特に被災農家への支援策が重要視された。掛川剛議員は、地域に埋もれた資産の活用についても質問し、地域の特性を生かした新たな取り組みが求められた。
最後に、公共施設等の総合管理計画についても活発な意見交換が行われ、市民サービスを維持するために施設の維持管理が不可欠であるとの認識が広がった。特に、地域の実情に応じて、公共施設の利用についても柔軟に対応していく必要性が話し合われた。