令和5年6月16日、軽井沢町議会は第2回定例会を開催した。
議題には複数の議案が含まれており、特に町税条例の改正や小型動力ポンプの購入契約についての議論が注目されている。
まず、議案第32号の軽井沢町町税条例改正については、押金洋仁総務常任委員長が審査結果を報告した。こちらの改正により、復興税の廃止と森林環境税の創設が含まれている。
議案に関しましては、個人負担額が従来通りで変動はないと説明され、キックボードについての税額も現状通りとのことだ。さらに、ナンバープレートの規格についても説明され、登録台数は令和5年度には6台と報告された。
次に、議案第33号の令和5年度町単小型動力ポンプ積載車購入契約についても原案が可決された。推進議員からは、新規購入に際しての不都合がないか問われ、現在は特に問題ないとの回答があった。
また、稼働年数が20年に及ぶこと、ガソリン車であることなどが確認され、選定に関しては最近の状況として応札が1社のみの場合が多くなってきていると述べられた。
続いて議案第34号、児童発達支援センター建設工事変更請負契約についても審議が行われ、設計に関する指摘があったものの最終的には原案が可決された。
補足として、設計業者の誤りについては責任を追及する意向が示され、町にも一定の責任があると認識されている。
その後、一般会計補正予算に関する議案が続いて提案され、議案第35号から第37号までが全て全会一致で可決された。これらの予算は、町の行政運営に密接に関わっており、地域の安心・安全に寄与する仕組みとして重要視されている。
さらに、請願第1号に関する審査報告も行われ、消費税インボイス制度の実施延期を求める請願が不採択となった。委員からの意見では、制度の複雑さから小規模事業者への影響や負担について懸念が示されたが、請願の内容は趣旨に添いかねるとの判断が下された。
最後に、議員の任命や委員会の報告についても多数の案件が承認され、町長からは町民との対話を重視した運営が強調された。