令和元年9月第369回飯山市議会定例会が開催された。
市長の足立正則氏は、今回の定例会において議員各位の市政発展への貢献に敬意を表した。特に、飯山高校の甲子園出場について、多くの市民に元気を与えたとし、今後市の支援を強化する方針を述べた。
市では、全ての3歳から5歳児及び住民税非課税世帯のゼロ歳から2歳児に対して、10月から保育園や幼稚園の利用料を無償化する。この独自策は、給食費の無償化も含まれ、地域の負担軽減を図る。
また、働き方改革の一環として「ワーケーション事業」を推進する計画がある。この事業は、仕事と休暇を組み合わせた新しい働き方として、テレワーカーを地元に呼び込み、交流人口増加を目指すものである。
議案としては、令和元年度一般会計補正予算や各特別会計歳出決算などの36議案が上程された。例えば、一般会計の歳入総額は150億6,608万円の見込みで、歳出は143億772万円であり、最終的に黒字決算になると見込まれている。
歳出の中でも人件費や扶助費は前年度比で減少予想であり、特に福祉関連費用の適正執行を目指す。また、災害補修や新型コロナ対策も計画されている。
今後、議会の承認を得て事業を進めていく方針であり、地域の発展を図る。市長は議員に対して引き続きの協力を求めた。