令和元年第4回野々市市議会定例会では、災害対策やスポーツイベントの報告が行われた。
まず、議長の中村義彦氏は、8月に発生した台風10号と九州北部豪雨について犠牲者の追悼を行い、被災者へのお見舞いの意を表した。特に、風水害への備えとして、河川のパトロールや公共施設の安全管理を行ってきたと述べた。
次に、補正予算案についての提案がなされ、粟貴章市長が令和元年度一般会計補正予算(第2号)を説明した。歳入歳出ともに1億6,259万3,000円の追加を含む内容で、地域振興や公共事業の計画策定に必要な経費を盛り込んでいる。特に、次期総合計画の策定に向けたワーキンググループの設置や市営墓地の整備についても言及された。
さらに、スポーツイベントに関する報告も行われた。特に、7月27日から8月27日にかけて実施されたアニメーションの企画展が大きな反響を呼んだ。また、全国中学校体育大会での布水中学校の優勝や、星稜高校の野球部が準優勝を果たしたことも紹介された。市民と学生がスポーツを通じて活躍する姿に市は大いに期待していると強調された。
防災士会の設立に関しても説明があり、地元の防災士70名以上が参加した設立総会が開かれたことが報告された。こうした取り組みにより、市の防災力向上を図り、地域の安全を確保する方針が示された。
最後に、議長はこれらの議案について慎重な審議を求めて会議を閉じた。次回は9月12日に再開される予定である。