令和2年3月24日の富岡市議会では、一般質問が行われ、多くの重要なテーマが取り上げられた。
特に目を引いたのは、9番議員の佐藤信次氏による質問であった。佐藤氏は、来訪及び在住外国人の対応に関する施策について触れ、具体的にはブール・ド・ペアージュ市との交流の現状と今後の展望を尋ねた。
榎本義法市長は、フランスの友好都市との関係が深まり、人的交流が続いていることを報告した。加えて、ラグビーワールドカップを契機に訪れた外国人観光客の増加についても言及し、具体的な数値として昨年11月の製糸場見学者数を示した。この数は前年と比べて若干の減少を見せたが、基盤づくりの重要性を強調した。
また、災害復旧に関する質問も寄せられ、特に台風19号による被害の復旧進捗状況について確認がなされた。市は災害検証委員会を通じ、適切な対策を講じ、復旧工事の進捗を報告。具体的には、複数のインフラ修復工事が進んでおり、年度内の完成を見込んでいることが伝えられた。
さらに、「子供の遊び場」についての調査結果も議題に上がった。三ツ木真由美議員によると、市民参加型のとみおか未来会議の提案が、地域の子供たちの遊び場整備に具体的に活かされつつあるとのことである。市は、地域のニーズを反映させた遊具の設置と安全点検の推進に取り組む姿勢を示した。特に、多目的トイレやユニバーサルデザインの遊び場整備が求められており、今後の具体的な計画と実施スケジュールが期待されている。
最後に、未来会議の継続についても言及があり、市民の声を直接反映させることの重要性が再確認された。市としては、地域の参加型の取り組みを充実させ、問題解決のプロセスを可視化することが求められている。市民の意見を取り入れ、より良い生活環境の実現へ向けて今後も努力を続ける意向が示された。