流山市議会は令和3年3月22日午後1時より、令和3年3月定例会を開催した。
主な議題は、令和3年度一般会計予算を含む29件の議案が可決されたことが確認された。その中でも、新型コロナウイルス感染症対策と教育施策が大きな関心を集めた。
議案第1号である令和3年度流山市一般会計予算は711億7,000万円となり、昨年からの13億3,500万円の増加が報告されている。市民税収入の減少が懸念される中、コロナ対策に14億円を計上した。野田宏規議員は、「新型コロナウイルスへの対策および教育環境の充実が重要である」と述べており、その後も議員から積極的な質疑が行われた。
新型コロナウイルスの影響に関し、多くの議員が意見書を提出した。特に、小田桐仙議員は「感染拡大の新たな波には万全の準備が必要だ」と強調した。 感染対策として、ワクチン供給を迅速に行う必要性が指摘され、井崎市長は国への要望を強める考えを示した。
教育施策に関しては、南流山中学校の移転問題が議論の中心となった。市長は「新たな教育環境の整備が必要である」と強調したが、反対意見も多く、議論が白熱した。特に、教育に対する市民の期待が高まる中、移転計画の透明性が求められた。
また、指定ごみ袋の導入については慎重な意見が多く、住民からの混乱を避けるため、導入時期や実施方法に対する議員からの要望が多数上がった。議長も、「市民の理解を得るための努力が求められる」と述べた。
この日、流山市議会では35の議案が上程され、各議案についての質疑・討論が行われた。特に、新型コロナウイルスの影響が深刻な地域経済への支援策についての提案もされ、今後の取り組みに期待が寄せられている。