流山市の第1回定例会が令和6年2月26日に開かれ、多くの市民の意見に基づく一般質問が行われ、特に注目を集めたのは、計137件の意見の大半が、幼児教育支援センター附属幼稚園の廃止に対する反対意見であった。
市民の圧倒的反対にもかかわらず、当局は柔軟な対応を見せず、パブリックコメントの結果を無視したかのように感じられ、市民の失望が広がった。また、流山市内の医療体制について言及があり、医療機関の窓口が不明確であるため、市民が医療相談に行くことが困難であるとの意見も提起された。
さらに、流山市の在宅医療と介護体制の充実が求められる中、他市町村との比較でも在宅医療の情報提供が遅れている実態が明らかになった。特に、医療ケアを必要とする高齢者に対する支援が不足しているとの認識が共有され、情報共有や相談窓口の明確化が急務であるとの意見が強調された。
仮に有事が発生した場合の食料安全保障に関する質問もあり、流山市は食料自給率が低い現状に対処すべく、独自の食料確保策を模索する必要があるとされ、地域としての連携を強めるよう求められた。
流山市では新型コロナウイルスワクチン後遺症への対応として、情報収集と患者支援を継続的に行うことの重要性が確認され、今後の祭りやイベントでの啓発活動も期待される。
これらの質問を受け、各部門において柔軟かつ適切な対応が求められ、今後の市政運営に注目が集まることとなる。