流山市における最新の市政に関する一般質問が2月21日に行われ、様々な重要な議題と質問が取り上げられた。
最初に、「下水道ビジョン」について森田洋一議員が質問を行った。流山市の下水道ビジョンは今後10年間の方向性を示しており、既存の水道ビジョンとの整合性を問う内容が中心であった。その中で、奏水道事業があらかじめ設定された目標にどの程度達成できているか、あるいは未来の経営戦略に対する懸念も示された。志村誠彦上下水道事業管理者が、「両ビジョンの整合性は図られている」と説明したが、今後の課題に対する視点は依然として求められている。
次に、生物多様性についての質問が行われた。このテーマについては市民からの啓発活動が強調され、田中弘美教育長は、「今後、地域特性を生かしたプログラムを検討中である」と述べた。特に、青少年をターゲットにした自然体験プログラムの重要性が示唆された。
観光施策に関する質問もあり、アフターコロナの観点から流山市の観光の魅力をどう伝えていくかが注目された。井崎義治市長は、国際交流や地域資源の活用に向け、様々なキャンペーンを展開する考えを示した。
流山市消防団に関する質問では、消防団の現状や活動への理解と支援が強調された。アンケート調査の結果、消防団員の負担について多くの意見が寄せられ、操法大会への負担が特に問題視された。須藤恭成消防長は“各分団との協議を通じて課題を整理してまいります”と述べ、今後の展開に期待が寄せられる。
さらに、流山市立小中学校の運営、保育所や幼稚園の運営についての質問では、特に障害を抱える子どもたちへの対応策が問われ、その必要性と支援体制の整備についての意見が集約された。