流山市では、令和5年3月の定例会において、市政全般についての質問が行われた。
議会では、地域経済対策や市民の福祉の向上、交通安全、公共交通の現状、医療体制など多岐にわたるテーマが議論された。その中で、名都借跨線橋道路拡幅改良事業や市道84047号線道路の拡幅を含む交通安全対策について地域住民から寄せられた声が紹介された。特に、意見交換の中で寄せられた要望として、国道6号からの通行を考慮に入れる必要性が強調された。
流山市の交通量増加により、市内の道路網の安全確保が求められている。交通工事による影響を軽減するため、工事用信号機の設置や情報提供が行われているが、さらなる対策が必要とされている。
また、福祉についてよく知られている高齢者や障害者への支援強化が必要であり、孤立を防ぎ、生活支援を充実させる必要性が指摘された。これに関連し、増加する病床数の確保についても議論が交わされた。特に、コロナ禍において医療体制が逼迫し、流山市内での医療機関誘致の重要性が挙げられた。医療の管理や適切な検査体制が今後も課題として残るが、市は引き続き市民に寄り添った施策を推進する意向を示した。
2025年に東京都で開催される予定の夏季デフリンピック大会についても、議会での認識が深まっており、デフスポーツの体験活動などを通じて、共生社会の構築に貢献する考えが示された。今後、地域学校や保育園などと連携し、デフリンピックの趣旨が理解されるような取り組みが進められる予定だ。