令和4年6月10日に開催された流山市議会の定例会では、さまざまな議題が取り上げられた。特に注目を集めたのは、姉妹都市との交流とその具体的な方法についての議論であった。流山市の中村彰男議員は、最近の新型コロナウイルスの影響により、姉妹都市間の祭りや交流が中止されている状況を踏まえ、物産を通じた交流の重要性を訴えた。彼は、「姉妹都市からの特産品の販売を流山おおたかの森駅周辺で実施することで、相互の理解を深める機会となる」と提案した。この意見に対し、恩田一成経済振興部長は、保護者や地域の協力を得ながら、物産を通じた交流をさらに推進することを約束した。
自転車の安全利用についても、野村誠議員から具体的な質問がなされた。彼は市内の小中学校における交通安全教育の実施状況について問うた。土木部長は、「交通安全教室を各小学校で実施し、見守り活動を行っていると述べた。特に高齢者に対する自転車安全教室の需要が高まっている中、自転車事故の防止策を充実させる必要があると強調した。加えて、幼児のヘルメット着用の推進も重要なテーマとして挙げられた。
また、デジタルデバイド対策に関する話題も浮上した。須郷総合政策部長はデジタル支援員の募集や講座の充実について答弁し、高齢者へのスマートフォン講座の拡充を約束した。特に、地域の実情に合った支援が求められているとの認識を示した。
最後に、新聞折り込み業務についても議論が交わされた。大野富生議員は、新聞の購読部数の変化に関する執行部の見解を問うた。彼は、広告代理店からの報告内容がどれほど信頼できるか疑問を呈し、透明性のある運営を求めた。