令和元年9月13日、流山市議会定例会が開催された。
この会議では、台風15号に対する本市の被災状況について井崎義治市長が報告した。
9月12日の時点で、人的被害は報告されていないものの、公共施設で42件、民間施設で合計39件の被害が出たことを明らかにした。市として被災自治体への支援を呼びかける活動を行っている。
次に、教育関連の重要な議題として学校図書館の環境と運営についての議論が交わされた。楠山栄子議員が現在の図書館運営の改善点を問う中で、流山市内の全校に図書館司書が配置され、新たに導入されたパソコン環境の整備は大きな進展であると強調した。同議員は、経験豊富なアドバイザーの配置が必要であると訴えた。これに対し、前川秀幸学校教育部長は、アドバイザーの導入を検討していると述べた。既に図書館の運営を進めていることを報告し、今後の取り組みを強調した。
また、公共交通網形成計画策定に関連して、武田淳都市計画部長が計画は来年度から着手し、1年以内に策定を目指すと説明した。様々な交通事業者や地域代表と連携を図り、現状把握や問題点の整理などが行われる見込みである。
さらに、障害者差別解消法の次点として、早川仁健康福祉部長が市内での相談件数と改善指導の実施について述べた。市職員による出向と説明を通じ、制度の理解促進を図っていると説明した。これに対し、菅野浩考議員は障害者理解の重要性を指摘した上で、教育を通じた差別解消が社会の共生を促すとの認識を深めた。
議会では様々な議題が交わされ、今後の市政運営に向けた積極的な方針が見受けられた。市長や部長たちの発言を通じて、市の施策への期待の高まりが感じられた。
今後、これらの議題についてさらに具体的な進展が期待される。