流山市の3月定例会において、複数の議員が新型コロナウイルス感染拡大や教育行政について質問した。
この中でも特に新型コロナウイルス感染拡大に伴うスケートパーク新設の必要性が強調され、その背景にはスケートボードやBMXなどの人気スポーツの高まりがある。渡辺仁二議員は、流山の若者たちから「遊ぶ場所が欲しい」との声を受け、公共施設としてのスケートパーク設置を求める発言を行った。
市長は、スケートパーク新設について市の計画はまだ無いが、愛好者が多いことを考慮し、今後検討する可能性はあると述べた。流山市では現在、公園のインフラ整備に取り組んでいるが、若者向けの施設が不足しているとの課題も浮き彫りになった。
また、議員からは新型コロナウイルスに関する質問も多く寄せられ、市内店舗の経営状況が厳しくなっていることや、治療等に当たる医療機関からは経営破綻に対する懸念の意見が出され、流山市では多くの医療機関が協力を続けていることも紹介された。感染症対策の一環として、本市では市内医療機関への支援金の交付など、施策を進めている。
教育行政については、市野谷地区の新設小学校についてのスケジュールや運営方法が問われた。部長からは新設校として分離新設の理由、現況の人口増加について説明があり、地域への影響も考慮に入れた発言があった。議員からは学校の運営を通じ、地域での交流が大切であるとの意見も寄せられた。特に南流山中学校の移転計画について、保護者からの意見を受けた説明会の実施状況や地域理解の進行についても触れられた。
市内4つのプールの集中整備計画も語られ、東部市民プールの老朽化については、37年が経過しているため、ろ過装置の更新を含めた大規模改修が必要であるとの認識が示された。市長はその重要性を訴え、入浴施設の整備面について市民のフィードバックを求める意向を示した。