流山市議会の令和2年12月定例会が11月26日に開かれ、重要な議案が審議された。
会期は本日から12月16日までの21日間と決定した。議案は合計30件で、その中には補正予算が6件、新規条例1件、条例の一部改正が5件を含む。
井崎義治市長は自身の報告の中で、「新型コロナウイルス感染症対策に関連する事項」や財政状況についての情報を共有した。この新型コロナウイルスに関するものとしては、感染予防の啓発や高齢者インフルエンザ予防接種の無料化について言及された。
また、流山市内の高齢者施設に対する研修事業の実施が決定し、医師による感染防止対策の指導が行われる予定である。市長はこれが高齢者の集団感染防止に繋がると強調した。
今回の議会では、職員給与に関する条例改正も重要なテーマであった。議案第99号から101号までの内容は、職員や議員の期末手当の支給月数を改定するものである。
社会民主党の阿部治正議員は、一般職の職員に対する期末手当引下げに反対する意見を表明した。この発言は、生活給に関わる影響や地域経済への圧迫を懸念したもので、他の議員からも賛同の声が挙がった。この修正案は、結果的に議案第99号について全会一致で可決された。
議案第98号では、児童増加に伴う学校のトイレ等の改修費用の追加が含まれ、行政が教育環境の向上に取り組んでいる様子が見受けられる。議案第97号は、小学校改修工事の必要な補正予算を承認し、こちらも全会一致で可決された。
定例会では、議案が可決された後、議論は結論を得て休会することが決定され、新たな会議が再開されることが確認された。