令和4年6月8日、流山市議会は定例会を開催した。議題の中で、経済状況や公共施設の利用の活用についての質問が挙げられた。議員からは新型コロナウイルスの影響を受けた経済状況について、地方自治体としてどのように対応していくかが問われた。渡辺仁二議員は、流山市の飲食店や中小企業への支援状況を報告し、事業者からの不安の声も取り上げた。恩田経済振興部長は、新型コロナウイルス感染症の収束に向けて消費活動が上向いているとの認識を示したが、円安やウクライナ情勢による物価の高騰が経済に与える影響も指摘した。
次に、文化財施設の有効活用に関する質問があり、竹内生涯学習部長は、一茶双樹記念館の改修状況を報告。新たに飲食サービスの導入を進めていることを説明し、文化財保護法改正に伴う活用計画についても言及し、地域計画の策定を進めていることが強調された。
また、地域活動の復興についても言及があった。地域の祭礼行事がコロナで開催できていない中、地域の伝統行事を守るための取り組みを検討する方針が示された。市民生活部長は、地域行事の支援について現状を確認しながら情報提供に努めると述べ、地域の防災訓練の状況も報告された。
最後に、高齢者支援における健康遊具の設置についても話が及び、福祉部門との連携が強調された。市内公園への健康遊具設置がフレイル対策に寄与するとの認識から、今後のプランについて期待が示された。