令和4年6月2日、流山市議会は第2回定例会を開会した。
議会では新型コロナウイルス感染症対策に関する報告が行われ、井崎義治市長は感染状況とワクチン接種進捗について説明した。
4月・5月の新規感染者数は3,310人で、特に10歳未満と10歳代の罹患率が高かった。
うち10歳未満は775人、全体の約23%を占める。
プライオリティを考慮し、高齢者のワクチン接種は89%が完了しているが、64歳以下では58%にとどまっている。
新たに夜間の集団接種も実施し、若い世代を対象とした接種促進策が講じられている。
また、ウクライナ避難民の受け入れについても市長が報告した。
本市では、避難者に対して住居の確保や生活支援を行い、さらにはふるさと納税を活用した人道支援金の給付も行った。
さらに、「流山市多様性を尊重する社会推進条例」の制定に向けた準備が進んでいる。
これは流山市が男女共同参画社会を形成する取り組みの一環であり、今後の進展が期待される。
次に、相馬市に派遣された職員の活動についても報告され、震災後の応援活動が続いている。
住民の負担軽減を図るため、6月15日におくやみ相談窓口が新設される。
市では令和4年度の総合防災訓練も計画しており、流山花火大会が中止となったことも発表された。
これは開催の安全確保が難しいとの判断によるもので、地域からの理解を求めている。
議案については、今後21日間の会期中に、計14件の議案が審議される予定である。
議案には補正予算や条例改正が含まれており、今後の施策に対する重要な決定がなされる見込みだ。