流山市議会は、令和4年12月1日午前10時から行われた定例会で、高齢者虐待問題や新型コロナウイルス対策、市政に関する一般質問を中心に話し合った。特に、高齢者虐待に関する質問では、乾紳一郎議員が通報件数の増加とその背景について質問を行い、伊原理香健康福祉部長が流山市での状況を詳しく説明した。
流山市における高齢者虐待に関連する通報受理件数は、令和元年度28件から令和2年度50件、令和3年度52件に増加しており、特に認知症の高齢者が多く関与していることが浮き彫りとなった。また、虐待の内容としては身体的虐待が多く、双方向的な支援の重要性が取り上げられた。
次に、新型コロナウイルス感染症対策について議論が展開され、阿部治正議員が物価高騰の影響について質問した。これに対し、須郷和彦総合政策部長は、国際的な物価高騰などが市民生活に影響を与えていることを説明した。その上で、生活保護制度の果たす役割についても述べ、生活困窮世帯への支援を強調した。
また、江戸川台小学校におけるプール授業の民間委託に関する取り組みについても触れられた。この取り組みは、専門のインストラクターによる個別指導が行われることで、児童に楽しみながら泳ぎを学ぶ機会を提供する。このように、実施に関しての具体的な取り組みが進められており、今後も継続される見込みである。