令和5年6月22日、流山市議会の定例会が開かれ、複数の重要議案について審議が行われた。
本定例会では、補正予算案として議案第31号及び第32号が提案され、両議案は活発に検討された。河澤市長は「物価高騰対策として、経済的支援が急務である」と述べ、特に未就学児への支援を含む内容を強調した。これにより、一般会計予算は合計約872億円に達する見込みだという。
また、議案第33号には新たに特定個人情報の提供に関する条例の改正も含まれることが提案された。井崎市長は「外国人の生活保護を円滑に行うための整備が求められる」と強調した。一般市民も感心を寄せた議題だった。
続いて、議案第34号と第35号については工事契約の承認が求められた。白みりんミュージアム及び流山市消防本部庁舎の建設について、質疑応答が行われた。建設工事については予算の適正な扱いが求められ、議員からの疑問も多く寄せられた。
さらに議案第36号では、こども家庭庁設置に関連した法律整備についても触れられ、「新たな法律が施行されるにあたり、円滑な移行を図る必要がある」と市長が述べた。今後の取り組みが期待される。
その後、議案第37号では流山市火災予防条例の一部改正が提議された。これは、急速充電施設の規制撤廃を含むものであり、環境に配慮した政策が反映されている。
また、東武野田線初石駅の自由通路の整備に関する協定締結に関しても議論された。市の利便性向上の面から、市民からの支持を得ている議案である。
最後に、坂巻儀一議長について、議会広報広聴特別委員会の設置が提案され、幅広い情報発信が求められていることが示された。委員長には石原修治議会運営委員長が選ばれ、「市民に議会の動向を知ってもらう重要な役割を果たしてほしい」と述べた。
本会議は、令和5年度の重要な施策に対する基盤を築く議論を展開した。
これにより流山市の持続可能な発展に寄与することが期待される。