令和元年6月25日に流山市議会で開催された定例会において、様々な議題が話し合われた。主に注目されたのは、安全な自転車交通の施策と食品ロス削減問題であった。
各議員からは自転車関連の問題提起が多く見られた。特に、流山市内での自転車通行に関するルールの未整備が問題視され、交通安全が脅かされているとの意見が相次いだ。例えば、0歳から2歳の未就学児を対象にした送迎バスの運行において、シートベルトの着用義務がないことが不安要素として挙げられた。
さらに、道路交通法改正の影響で自転車が歩道を走行することが許可されているが、運転者の意識が低いため、一般市民にとって危険な事例が多発しているとの指摘があった。このため、今後は自転車専用レーンの整備など、具体的なアクションが必要であるとされている。
食品ロス削減についても、今後の取り組みを強化していく必要性が再確認された。市民の意識向上を図るため、食品ロスに関するアンケート調査を行うことが提案された。更に、小中学校における啓発活動の重要性が強調され、子どもたちの教育プログラムに織り込んでいく意義が説明された。
議会では、健康都市宣言を行って12年目を迎え、本市が健康ポイント制度の導入を検討するべきとの意見も出た。これにより、市民の健康意識を高め、運動を促進するためのインセンティブを与えることが可能になると期待されている。そうした背景の中、各部署の連携による施策の推進が求められた。
最後に、自転車利用者が意識をもって交通ルールを守ることの重要性が訴えられた。本市においても、子どもたちを交通事故から守るためには、さらなる自転車のルール強化や、教育活動が重要となる。