令和4年3月、流山市議会定例会が開催され、34日間の会期が決定した。
本定例会において、井崎 義治市長は令和4年度の予算案を提出した。一般会計予算は730億1,000万円で、前年度比2.6%の増加が見込まれている。また、介護保険特別会計予算は139億738万円で、3.7%の増加となっている。
令和4年度の予算において、井崎市長は「市民の命と健康を守ることが最優先である」と強調し、新型コロナウイルス感染症への対応として、医療提供体制の強化やワクチン接種の推進といった具体的な施策が盛り込まれている。また、特に重視される点は、教育環境や福祉施策の充実である。
今回の予算案には、子育て世代支援としての新たな保育施設の整備や、小学校へのタブレット端末配布についても言及されている。この中で、井崎市長は「子どもたちの可能性を引き出すための教育環境を整備する」と発言している。国からの補助金を活用し、低所得層を含む幅広い層に対する支援が求められている。
さらに、専決処分の承認を含む議案が上程され、流山市としての迅速な対応が評価されることが期待される。当局は、新型コロナウイルスに伴う困難な状況においても、地域のニーズに柔軟に対応し、持続可能な市政経営を目指す方針を示した。