令和4年9月8日に開催された流山市議会定例会には、28名の議員が出席し、様々な市政に関する一般質問が行われた。藤井俊行議員は、流山おおたかの森地区での渋滞問題について言及した。特に、ショッピングセンターのオープンによる渋滞の影響で、生活道路への流入が増加していることが指摘された。藤井議員は、特に歩車道分離式信号の導入や、生活道路への車両進入の抑制策が必要と述べ、その改善が求められると強調した。
次に、南流山中学校の移転問題も取り上げられた。議員は、地域住民や関係者から充分な意見収集が行われているのか、また地域の利用についても市との連携のもと、住民の声が反映される施策が求められると訴えた。一方、教育長は移転に伴い設けられる地域連携室など、新設校の運営体制について説明し、住民の意見はしっかり反映されていると述べた。
インボイス制度の導入に関しては、市長が提案されている様々な事例に対し、市は国の施策に基づく形で対応を行う考えを示した。特に、中小事業者にとっては経済的な負担が増える可能性があることから、助成制度の導入について検討すべきではないかと意見が交わされた。
また、特殊詐欺防止を目的とした施策についても、住民からの要望が強く、特に高齢者を守るための電話機購入補助などの制度が必要との意見があった。市としても啓発活動を強化し、詐欺被害の防止へ向けた努めを続けていく方針を示した。
公共施設の管理問題では、江戸川台小学校の雨漏りやその他の老朽化が指摘され、これらの施設の適正管理について更なる対策の強化が課題として残っている。特に、今後の施設維持管理計画に対し、早急な支援と対策の実施について賛同を求める発言が多く見られた。
最後に、新型コロナウイルス関連の対応についても話題となり、医療機関や住民への影響の確認、さらなる支援策や感染防止策が求められた。