流山市議会の定例会が開催され、令和3年度のさまざまな施策が議論された。特に、流山市の受動喫煙対策や学童保育の質向上に向けた取り組みが注目を集めている。
受動喫煙対策では、健康増進法の改正に伴い、市民への啓発が進められている。
健康福祉部長は「妊娠中の子どもや乳幼児に対する影響を考慮し、啓発資料を配布する」と述べ、市民や事業者に対して喫煙習慣の健康影響についての情報提供を行っている。さらに、禁煙外来治療は保険診療で受けられるため、市の助成は現時点では考えていないが、ホームページ等での情報提供は強化する意向が示された。
また、学童保育の質向上に向け、教育総務部長は「支援員に対して遅滞なく研修を実施」とし、支援員会議の質の向上やアンケートを利用した運営改善案が出されている。特に支援員同士の情報交換や現場のニーズを反映した研修が重要視されている。
自治会との連携においては、市民生活部長が「電子回覧板の導入検討を進める」と説明し、ICTを活用した自治会活動の支援が課題とされている。市民の要望を反映し、オンラインシステムの活用に向けた検討が進展していることが確認された。
最後に、流山スポーツフィールドについては、特にC面の水はけ問題が未解決な状況が続いており、駐車場へのアクセス等、利便性が課題視されている。
議員たちは住民の声を反映させるための努力を重ね、安定した地域の発展に寄与する施策の実施をしていく必要があることが強調された。