令和元年10月7日、流山市議会の第3回定例会が開催された。
今回の議会では、多くの重要議案が審議された。
特に、補正予算を含む一連の議案が注目を集めている。
議案第48号では、令和元年度流山市一般会計補正予算(第3号)について、追加の歳入及び歳出が提案された。
この補正予算には、幼児教育・保育の無償化に関する財源が含まれ、国や県の支出金の増加が見込まれている。
対して、複数の議員が国の政策に懸念を示し、「消費税を利用した逆進性が現実的な問題」と指摘した。
「今回の無償化は中高所得層に恩恵が多く、低所得層に薄い配分になっている」と、阿部 治正議員は述べた。
また、議案第50号の「流山市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について」では、労働条件の改善に向けた取り組みが前向きに議論され、「ワーキングプアの解消が必要」との意見が出た。
特に、議員らからは「適切な予算措置が求められる」という指摘があった。
加えて、議案第52号「流山市職員定数条例の一部改正」では、消防職員の増員が必要との意見があり、これに賛同する意見も多かった。
「消防体制の強化に向けた職員配置の見直しを進めるべき」との強い要望が示された。
一方、さまざまな条例の改正についても審議された。
学童クラブの設置及び管理に関する条例については、「急増する児童数に適正な施設数が必要」との議員の意見があり、設置の進展が求められる。
最後に、各議案は多くが可決され、充実した予算の執行が市民サービス向上に繋がることが期待されています。
今後の流山市の行財政運営が注視される中で、議会からは市民の声を反映した政策方針が望まれる。