令和元年9月5日に流山市議会の第3回定例会が開かれ、重要な議案が総務委員会で議論された。議案は合計22件に及び、その中には一般会計補正予算や新設学校の建設に関する内容が含まれている。
議案第47号は令和元年度流山市一般会計補正予算(第2号)で、名都借跨線橋道路拡幅改良事業の進行に伴うものである。この議案に関して、井崎義治市長は「迅速な工事の進行を目指します」と述べ、工事の工程に沿った協定締結が必要だと強調した。
共産党の小田桐仙議員はこの補正予算案に賛成の立場で討論に立ち、「工期の短縮と経費の縮減が重要だ」と指摘した。また、工事費が増大しないよう働きかけることも求めている。議会はこの議案を全会一致で可決した。
次に議案第48号、令和元年度流山市一般会計補正予算(第3号)の説明が行われ、主に幼児教育・保育の無償化に関する内容が扱われた。この補正予算では地方特例交付金などが財源として追加され、人件費へも配分される。当局はこの施策を進めることで、地域の子育て支援を強化する計画である。
成年被後見人等の権利の制限に関わる議案や、流山市会計年度任用職員制度の導入に伴う条例についても言及があった。井崎市長は「新たに設ける制度によって、市民により良いサービスを提供できるように取り組む」との見解を示した。
また、教育長は「今後新設される小中学校の校名調査を行い、その結果を反映させる」と報告した。この調査は市民から意見を集める重要な一歩であり、新たな教育環境を整える方向性を示した。
定例会では、次回の会議が9月10日に予定されていることが報告され、出席議員も全員が出席することで、議会の成果が期待される。議会を通じて新たな都市計画や予算案が承認されることで、流山市の政策が進展することが見込まれている。