令和5年5月25日に、流山市で第1回臨時会が開催された。議会では、これからの4年間を見据えた重要な議題が取り上げられた。
議事の最初に行われたのは、議長選挙であった。青野直議員が臨時議長を務める中、坂巻儀一議員と中村彰男議員が同数の14票を獲得したため、くじ引きで坂巻議員が当選。その後、坂巻議員が議場に戻り、就任挨拶を行った。こうして新たな議長が誕生したことに対し、出席者から拍手が送られた。
続いて、同日の副市長選任に関する議案が上程された。議長が石原重雄副市長の再任を提案し、無事にその承認を受けた。また、井崎義治市長は、震度6強を観測した石川県能登地方の地震に言及し、被災者へのお見舞いを表明。市政の展望について、3つの経営方針を掲げ、市民へのサービス向上を目指す決意も示した。
多くの質疑が交わされた議題の一つに、専決処分の承認を求める件がある。物価高騰対策としての給付金や新型コロナウイルスワクチン接種に関わる経費が審議され、伊藤龍史市民生活部長が市の施策について詳細に説明した。特に、住民税非課税世帯に対する支援を強調し、令和5年度における生活費補助金の給付について、市民からの期待が寄せられている状況を説明した。
投票結果が示された後、議案は全件承認された。特に、物価高騰が続く中での市民への支援が市議会で強調され、市長は各議員に市民の声を代弁するよう激励した。
議会の終わりに、井崎市長は今後の物価高騰対策に関する省エネ家電への補助金など新たな支援策について言及。市民が快適な生活を維持できるよう、市としての努力を続けることを約束した。流山市議会の議論は、市民生活の向上を目的に進められることが再確認され、住民ニーズに応じた市政運営が求められる中、議会は閉会した。