令和2年流山市議会第1回定例会が開会した。
市長・井崎義治氏は、令和2年度の総額696億円を超える予算案について説明した。特に注目すべきは、人口増加を見込んだ子育て支援や教育施策の充実である。
議案第1号では、一般会計予算を過去最大の698億3,500万円とする計画を示した。歳出のうち、子育て支援や教育関連の経費が大幅に増加し、約16.3%の前年度比増となる。市の特別職や一般職に関する経費についても、見直しが行われる。
井崎市長は、今後の政策として、「市民の知恵と力が活きるまちづくり」を強調し、市民参加の重要性を訴えた。「市は安心・安全で快適に暮らせるまちを目指す」と語り、具体的な施策を通じて住民からの信頼を得る姿勢を示す。
新設される学校や保育所の整備に関する施策についても言及された。具体的には、大畔地区に小学校を新設し、令和3年度内に開校を目指すという。
また、新型コロナウイルス感染症についても言及があり、井崎氏は、最新の情報提供と感染防止に注力する姿勢を示した。感染症の流行に対して行政が迅速に対応する体制を構築していることもアピールした。
議案第2号に関しても説明がなされた。一般会計補正予算については、国・県からの支出金に基づいて予算が調整される。合わせて、地域の公共施設の整備や災害対策の充実なども重要な課題として取り上げられている。