流山市議会の第1回臨時会が令和3年5月20日に開かれ、様々な重要議案が審議された。
この臨時会には、市長の井崎義治氏が新型コロナウイルスワクチン接種について進捗状況を報告し、さらなる支援が必要との認識を示した。
具体的な議案として、議案第38号から第43号まで、主に補正予算や条例改正案が承認され、特に新型コロナ対策に焦点を当てた内容が伺えた。
議案第38号では、子育て世帯生活支援特別給付金を支給するための 7766万円を追加し、一般会計の予算額を712億4766万円に増やすことが承認された。議案第39号でも、飲食店支援の一環として1988万3千円を追加した予算案が評価された。
議案第40号では、新型コロナ状況に対応するための新規経費を含む補正予算が提案され、感染症対策費が大幅に増額された。小田桐仙議員は、この新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた支援策に賛同し、特に医療機関の支援が不可欠であることを訴えた。
また、監査委員の選任や議会運営委員会、常任委員会の委員選任も行われ、新たに森亮二議員が議長に、菅野浩考議員が副議長に選ばれた。これに対し、市長は新議長、新副議長の下で、建設的な議論のもと市政を運営していくことに期待を寄せた。
新型コロナワクチン接種に関しては、市民から接種の遅れに対する不満も寄せられる中、議会からは専門家との連携や迅速な接種体制の整備が求められている。議員はワクチン接種の促進を図るため、6つの提案をまとめ市が早急に対応するよう求めた。具体的には、接種会場の拡大や医療従事者の確保、キャンセル対応の基準の明文化といった施策が挙がった。
本臨時会は、全議案が賛成で可決されたが、今後も流山市は新型コロナウイルスの影響にも積極的に対応していく必要がある。