流山市は、令和3年2月定例会において新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民への対応を協議した。特に生活保護制度やワクチン接種に関する意見が寄せられた。新型コロナウイルス感染症の拡大で失業や収入減、住居喪失に直面する人々が増加していると報告されている。これに対して、市の扶養照会の運用が新たな課題となっている。多くの市民が扶養照会によって生活保護の申請をためらうといった現象が見受けられる。「扶養照会」に関して、流山市は申請者からの聞き取りと説明を行い、状況に応じて対応していると述べているが、利用者側からは厳しすぎるという意見が寄せられた。
流山市は新型コロナウイルス感染症に関するワクチン接種について、医療機関での接種が行われるが、早期開始をめざして準備を進めている。特に高齢者や基礎疾患を持つ方々へのワクチン接種の重要性が強調されており、流山市医師会と協力し体制を整えている。市内の高齢者施設において感染者が発生しているため、より早期にワクチン接種を実施し、感染拡大を防止する必要がある。また、感染者の状況に応じて、病床の使用状況や入院調整についても適切な判断が求められている。
今後、流山市は引き続き、生活保護受給に関する情報提供を行いながら、地域全体で支援の輪を広げていく姿勢が求められる。この流れを受けて、今後の市民生活の安心と安全を確保するために、自治体の役割が重要であると再認識された。