流山市議会における最近の会議録では、様々な議題が取り上げられた。特にマイ・タイムラインの活用や防災備蓄品としてのマスクのストック、そして乳児用液体ミルクの導入が焦点となった。
マイ・タイムラインについては、災害時の行動計画を各市民が自主的に策定することの重要性が強調された。この取り組みにより、住民一人一人の防災力が高まると期待されている。議員からは具体的なガイドブックの作成や出前講座の実施を提案し、自治会での訓練や啓発活動の材料として活用していく方針が示された。
防災備蓄品としてのマスクについても、各避難所における備蓄の必要性が議論された。特に、大規模災害が発生した際に感染症の拡大を防ぐためには、予めマスクを備蓄しておくことが重要であるとされた。このため、市の防災備蓄倉庫に一定数のマスクをストックすることが提案されている。
乳児用液体ミルクの導入に関しても、災害時における母乳の代替手段としての重要性が記されており、流山市はさらなる検討を進める意向を示している。新型コロナウイルスの影響で国内の感染症対策が必要とされる中で、乳児用液体ミルクに対する需要の高まりが強調された。
ごみ焼却施設の長寿命化に関しても言及され、必要な設備の更新とともに、温暖化対策や自然災害への対応を視野に入れた強靱化が求められている。特に、非常用発電機の増設や防水対策の検討が必要との意見があり、強化された防災対策が期待されている。
省エネルギー設備の普及についても、次代を担う世代に向けた啓発の重要性があり、流山市は地域圏の需要を踏まえ、製品補助制度を充実させていく方針である。特に太陽光発電と蓄電池の併設を促進するための新たな補助メニューが提供される見通しとなっている。
また、アンバサダーの醸成によるシビックプライドの向上が重視され、特に口コミでのマーケティングや第3の居場所づくりが提唱されている。流山市が持つ観光資源を利用し、地域に根差した関係性を構築しながら、アンバサダーとなる市民を増やす施策が重要視されている。