令和5年6月28日に開催された流山市議会の定例会では、市政に関する一般質問が実施された。この日、議員たちは様々なテーマをもとに市政について掘り下げた。
特に注目を集めたのは、「高齢者がワクワク生きることのできる街の実現について」である。森田 洋一議員は、介護サービスに必要な制度の見直しを求めた。その中で、「特に介護人材の不足と賃金の安さは深刻な問題である」と指摘した。また、フランスやデンマークの取り組みを例に挙げ、日本が模倣すべき点にも言及した。伊原 健康福祉部長はこれに応え、国の制度設計にも影響を与えるよう推進していく方針を示した。
次に「観光施策について」も大いに議論された。井崎 義治市長は、地域資源を活用し、観光プロモーションを行っていくと強調した。特に流山市本町地域の観光資源を強調し、その活用に向けたプロモーションを進める考えを示した。
また、「南流山駅周辺のまちづくりについて」では、川本 大岳議員が駅周辺の都市計画について質問を行い、痕跡のある延伸に関し市長からの回答に務めた。川本議員は、「南流山駅周辺の都市計画が進行していないことは問題だ」とし、早期整備を求めた。
民生委員の活動に関しても質問があり、地域へのデジタル化を図る必要性について議論された。伊原 健康福祉部長は、従来の方法に加えデジタルを活用することで、コミュニケーションの円滑化が図れると述べた。
最後に「空き家対策」では、市の担当部長が管理不全の空き家について具体的な対策を訴求した。多くの市民からの相談があることを説明し、パンフレットや周知活動を通じて問題解決に努める意義を強調した。
本日の会議では、これらの重要な議題が論じられ、流山市が持続可能な街に向けての方向性を定めた。議員は市民の声を代弁し、行政はさらなる改善と施策の実行へ努力することを誓った。