令和元年5月23日に流山市議会の臨時会が開催された。出席した議員は28名で、議長選挙および副議長選挙が行われる中、全体の定足数が確認された。
会議の冒頭、井崎義治市長が挨拶を行った。その中で、井崎市長は、去る4月21日に実施された統一地方選挙を受け、全議員の当選を祝福し、今後の市政における重要な役割を期待する旨を表明した。この発言は、流山市が抱える少子高齢化や人口減少の中での施策推進の必要性を踏まえていた。
その後、青野直議員が臨時議長に選出され、議事が進行された。日程には議長選挙や副議長選挙が含まれ、青野議員が新たな議長として選任され、議会運営委員会および常任委員会の委員も同時に選任された。また、議長は市民との情報共有や説明責任についての重要性を強調した。
議案のセッションにおいて、流山市税条例等や都市計画税条例、介護保険条例の改正が提案された。これらの改正は、消費税増税の影響を考慮したものであり、市民への経済的配慮を反映している。質疑では、議員の小田桐仙氏がこれらの議案が地域経済や市民生活に与える影響を懸念し、景気回復への真剣な議論を求めた。この質疑に対し、安井彰財政部長は、国による経済対策について説明し、地元の適切な対応を通じて影響を最小化する意向を示した。
加えて、議会運営委員会や常任委員会より新たな委員長、副委員長が選任され、議会運営委員会の所管に関する事務調査が継続されることとなった。
最後に、井崎市長が閉会の挨拶を行い、今後の議会の役割と市民福祉の向上に向けた協力を呼びかけた。議会全体が建設的な議論を行い、市民生活に寄与するための方向性を確認することとなった。