令和2年11月5日、岡崎市議会の臨時会が開催された。今回の会議は、一般選挙後の最初の議会であり、多くの重要事項が議題に上がった。
初めに、議長選挙が行われ、鈴木静男議員が35票を得て第74代議長に選出された。鈴木議長は、議会運営の改革と市民に開かれた議会を目指すと述べた。
続いて、副議長の選挙が行われ、柴田敏光議員が選任された。柴田副議長は、職務を全うするため全力を尽くす意向を示した。
その後、常任委員会委員や議会運営委員会委員の指名が行われ、議会の運用を支える体制が整えられた。市長の所信表明では、コロナによる影響について触れ、早急な対応が必要であることを強調した。
特に第116号議案は、学校用タブレット端末の取得についてであり、学びのデジタル化が進む中で、全児童生徒に対してタブレット端末が配布されることが説明された。教育部長の小野鋼二氏は、このタブレット端末が特に低学年での学びに役立つと説明した。
第117号議案と同意第7号では、岡崎市監査委員の選任や補正予算につき、保健所業務への人材確保や感染症対策が焦点となった。市長は、コロナ対策に向けた税収減の危機感を述べ、強力な対策を求めた。各議員からは、教員の負担軽減や市民健康への影響について意見が交わされ、特に保健所の実情を考慮した業務改善が要望された。
最終的に、議案はすべて可決され、岡崎市は今後の挑戦に向けて新たな一歩を踏み出すこととなった。議会では市民の健康と行政の活動の両立が求められ、議員たちもその重要性を改めて認識した様子であった。