令和2年12月7日、岡崎市議会の定例会が開かれた。
本日は、会議録署名議員の指名、工事請負の契約変更、一般会計補正予算案などが議題に挙げられた。
冒頭、議長の鈴木静男氏は出席議員の人数が定足数に達していることを確認し、会議を開くことを宣言した。続いて、市長の中根康浩氏から「令和2年度岡崎市一般会計補正予算(第11号)」が提出された。予算の詳細は、資料に基づいて説明されることとなった。
日程第2では、報告第37号「工事請負の契約の変更の専決処分について」が議題となった。4番の鈴木雅子議員は、この報告に対して質疑を行い、工事期間の延長理由や周辺住民の意見について詳しく尋ねた。鈴木議員は、工事の延期により「交通規制や騒音に対して地元が大変迷惑している」と指摘した。
これに対し、都市整備部長の杉山弘朗氏は、「6月と7月の長雨や地下埋設物の影響で、予定していた工事に遅れが生じた」と回答した。また、今回の契約変更は、「乙川リバーフロント地区整備事業に関するもので、これまでの契約変更合計は18回になる」と説明し、工事の進捗状況を鑑み、最善の施工を行うことを強調した。
続いて日程第3、「令和2年度岡崎市一般会計補正予算(第11号)」に関する説明が行われた。財務部長の山崎文夫氏は、歳入歳出予算に6億1,388万1000円を追加し、総額を1,731億209万3000円にする旨を報告した。これにより改善される項目や、補正の必要性についても詳しく解説された。
最後に日程第4では、議案の委員会付託及び送付が行われ、多くの議案と請願が各所管の委員会に付託された。各議案は各委員会で詳細な審査を行い、次回の議会に向けて準備を進めることとなる。
全ての議事が終了後、議長が会議の散会を宣言し、次回の議会は12月18日午前10時から再開されることが通達された。市議会は今後も市民の声に寄り添い、効率的な行政運営を目指して、新たな年度に向けた施策の検討を続けることが求められる。